契約企業オンボーディング
詳細手順書(運営者・導入担当の方向け)

2026年4月:企業用と会員の「私用」の説明を1冊にまとめた要約版を用意しました。まず配布・社内共有にはこちらがおすすめです。
beginner-guide-ja.html(ど素人向けガイド・統合版) … 記録ハブ・周期メモ・自律神経・歩数・QRの考え方など、ここまでの仕様を反映しています。
本ページは従来どおり、チェックリスト・依頼文テンプレ・手順の詳細版として使えます。

この文書は、プログラムを書かない前提でも進められるように書いています。開発を外注・別担当に任せる場合は、「依頼文テンプレ」をそのまま渡してください。医療診断ではありません。

この手順書の対象者
契約ジム(企業)に momo fit を提供する貴社側の担当者です。ジム現場の受け取り用は別紙 ジム向け運用ガイド を印刷・共有してください。

はじめに:用語ミニ辞典

用語ひとことで
テナントID「どの契約ジムか」を区別する英数字の名前です。人名ではなく、会社用のコード(例: tokyo-central-gym)を1社(または1契約)につき1つ決めます。
店舗ID(office)同じ契約の中で店舗が複数あるときだけ使う省略名です。1店舗だけなら空欄でよいことが多いです。
URLブラウザのアドレス欄に表示される「住所」のようなものです。https:// から始まります。
クエリ(?以降)URLの末尾に付く ?tenant=○○ の部分です。ここが消えると別の施設扱いになるので、QRやリンクでは消さないでください。
デプロイパソコンにあるファイルを、インターネット上のサーバーに載せて誰でもアクセスできるようにすることです(例: Vercel)。
JSON設定を書くための、決まった形のメモ書きファイルです。拡張子が .json のものがあります。
環境変数サーバー側の「秘密の控え室」に入れるパスワード的な設定です。AIを使うときに必要になることがあります。

全体の流れ(何から手をつけるか)

  1. 契約・文面(利用規約・個人情報の説明ができる状態にする)
  2. テナントIDを1つ決める(メモに残す)
  3. 開発担当に「JSONの追記」と「デプロイ」を依頼する(自分でやる場合はフェーズ2・3へ)
  4. 本番URLが分かったら QR発行ツール でQRを作る
  5. ジムに渡す(URL・QR・ジム向けガイド・問い合わせ先)
  6. スマホで実際に開いて試す

フェーズ0:契約前にそろえるもの(チェックリスト)

次を1行ずつ埋めていけば、後工程が止まりません。分からない欄は「未定」でよいです。

項目記入例・メモ
契約ジムの正式名称株式会社○○ フィットネス新宿店
貴社の問い合わせ窓口メール・電話(ジムが困ったときの連絡先)
会員向けの予約ページのURL既にある予約システムのURL(なければ「なし」)
LINE相談のURL友だち追加やLINE公式のURL(なければ「なし」)
相談フォームのURLGoogleフォーム等(なければ「なし」)
緊急時の外部窓口URLいのちの電話等へのリンク方針(任意)
記録をスプレッドシートに送るか使う/使わない(使う場合は説明文面が必要)

フェーズ1:テナントIDを決める(詳細)

手順 1-1 メモ帳を開き、候補を2つ以上書き出します(英小文字・数字・ハイフン推奨)。
悪い例: スペース入り、日本語、毎回変わる日付だけ。
良い例: partner-fit-2026-shinjuku
手順 1-2 すでに他社で使っていないか、貴社の一覧表があれば照合します。なければ「ユニークであればOK」として進めます。
手順 1-3 店舗をURLで分けたい場合だけ、店舗ID(office)も決めます。1店舗ならこの段階では省略してよいです。
完了の目安: テナントIDを1行で書き写せる状態になっていればOKです。

フェーズ2:設定ファイルを書く(自分でやる/開発に依頼する)

リポジトリ内の config/tenants.v1.json に、契約ジム用のブロックを1つ追加します。エンジニアに依頼する場合は、下の【依頼文テンプレ】をコピーして空欄を埋めて送ってください。

2-1. 自分で追記する場合(最小の形)

  1. パソコンでこのプロジェクトのフォルダを開きます。
  2. config フォルダの中の tenants.v1.json をメモ帳または VS Code で開きます。
  3. すでにある "example-tenant": { ... }真上か真下に、カンマ(,)の位置に注意しながら、次のような形を追加します(... の中身は例です)。
"あなたが決めたテナントID": {
  "brand_name": "ジムの表示名(会員に見える名前)",
  "booking_url": "https://予約ページがあればここ",
  "consult_line_url": "https://LINEがあればここ",
  "consult_form_url": "https://フォームがあればここ",
  "crisis_help_url": "",
  "ai_disclaimer_ja": "(任意)この施設用の短い注意文"
}
カンマに注意: JSON は「区切りのカンマを1つ多く/少なくすると全体が壊れます」。不安なら開発者にチェックを依頼してください。

2-2.【依頼文テンプレ】開発担当へ送る文章

件名: momo fit 新規テナント追加の依頼

本文:
以下の内容で config/tenants.v1.json にテナントを追加し、本番へデプロイをお願いします。

■テナントID: (ここに英数字)
■店舗ID office: (複数店舗で分ける場合のみ。不要なら「なし」)
■画面上の施設名 brand_name: 
■予約URL booking_url: (なければ空)
■LINE consult_line_url: (なければ空)
■フォーム consult_form_url: (なければ空)
■危機窓口 crisis_help_url: (なければ空)

公開後の本番URLも教えてください。

フェーズ3:インターネットに公開する(デプロイ)

このプロジェクトは Vercel 等でホスティングされる想定です。貴社が自分で操作しない場合は、フェーズ2の依頼文に「デプロイもお願い」と一文足してください。

手順 3-1 デプロイが終わったら、開発担当から https で始まる本番の先頭アドレス(例: https://xxxxx.vercel.app)を受け取り、メモします。
手順 3-2(AIを使う場合) サーバー側に GEMINI_API_KEY が設定されているか、担当者に確認します。未設定だとチャットの一部機能がエラーになることがあります。

フェーズ4:URLとQRを作る(クリックの順番)

会員に配る完成形URLは次の形です(office が不要なら &office=... は付けません)。

https://(本番ドメイン)/gym.html?tenant=(テナントID)
※店舗分けする場合
https://(本番ドメイン)/gym.html?tenant=(テナントID)&office=(店舗ID)

4-1. QRコードを作る(推奨)

  1. ブラウザ(Chrome 等)で、本番サイトの qr-tenant.html を開きます。
    例: https://(本番)/qr-tenant.html
  2. 今のサイトから入れる」ボタンを押して、先頭アドレスが入ることを確認します。
  3. 「開くページ」は基本 gym.html のままでよいです。
  4. 「テナントID」に、フェーズ1で決めた同じ文字列を入れます。
  5. QRをつくる」を押し、画像が出たら「PNGを保存」または画像の長押しで保存します。
  6. 保存したファイル名が分かるように、ジムへメールで添付します。
社内規程で外部送信が不可の場合: 同ページの「URLだけコピー」で完成URLをコピーし、社内で許可されたQR作成ツールに貼り付けて画像を作ってください。

4-2. URLだけ渡す場合

QRを作らない場合は、フェーズ4の先頭の https://... 1行をメール本文に貼り、コピーしやすいよう改行なし1行で送るとトラブルが減ります。

フェーズ5:ジムへ渡す(渡し物リスト)

次の4点をセットにすると現場が迷いません。

  1. 完成URL(1行・コピペ用)
  2. QR画像(印刷可のPNG)
  3. ジム向けガイド gym-playbook-ja.html(印刷またはPDF)
  4. 貴社の問い合わせ先(メール・電話・受付時間)

フェーズ6:公開後の動作確認(最低限)

  1. 自分のスマホのブラウザ(Safari / Chrome)を開きます。
  2. アドレス欄に、フェーズ4の完成URLを丸ごと貼り付けて開きます。
  3. アプリのホームが表示されれば第一段階OKです。
  4. 可能なら「記録」画面を一度開き、戻る操作ができるか確認します。
  5. LINE・フォームを設定している場合、画面下部または該当ボタンから正しいページに飛ぶかを1回ずつ確認します。
設定が読み込まれているかの上級確認(任意)
PCブラウザで次を開き、JSON に自社の brand_name 等が含まれるか見ます(分からなければスキップで可)。
https://(本番)/api/tenant-config?tenant=(テナントID)

うまくいかないとき(FAQ)

症状よくある原因と対処
QRを読んでも別の施設っぽいURLの ?tenant= 以降が欠けている。QR発行ツールで作り直し、古いポスターを撤去。
LINEボタンが出ないconsult_line_url が空、または https:// で始まっていない。JSON を直して再デプロイ。
AIがエラーになるGEMINI_API_KEY 未設定、または利用上限。サーバー担当へ連絡。
JSON を編集したらサイト全体が壊れたカンマや引用符 " の欠け。直前のバックアップに戻すか、開発者に復旧を依頼。
file:// で qr-tenant を開いているパソコンのローカルファイルでは先頭URLが入らないことがあります。必ず https の本番URLで開き直す。

参考:ファイルの場所(開発者向けの目印)

staff.html について: 現状は同一端末のログを見るデモです。本番で会員一覧を管理する要件がある場合は、別途データベースとログイン機能の設計が必要です。

文書の末尾・改訂日・版数(例: v1.2)は貴社内で記録してください。